東海道チャリ旅行

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第1日 2010年3月20日(土) 高田馬場から保土ヶ谷まで

すぐる
 本日から,チャリで京都に行くことにしました。
 とにかく安全第一,体力的にキツそうだったら無理せずに,簡単にあきらめようと思います。
 お供は16インチの折りたたみ自転車。安物なので,長距離に耐えられるかどうか非常に不安。
 箱根峠の急坂を下るときに,スピードに耐えきれずバラバラになったらどうしよう!!
 そんな不安をかかえながら,土曜の授業を終えて15時13分に,さっそうと?高田馬場を出発するのでした。


 走行ルートは,ルートラボという,サイクリングコースを簡単に描いて公開できるサービスで描きました。
 標高もわかるというすぐれもの。再生ボタンを押せば,ルートを見ることができます。

 高田馬場を出発してから,早稲田・神楽坂・飯田橋と,順調に走っていきます。
 神楽坂は人であふれかえっていました。
 有名な肉まん屋さんである五十番で行列,和喫茶の紀の善も行列,…。
 迷惑にならないように,トボトボとチャリで通っているオジサン(私のこと)が,まさか京都まで行こうと企てているとは,だれが想像できましょう。フフフ…。
日本道路元標
 15時54分には,日本橋に到着。いよいよ,ここから東海道五十三次が始まります。
 まずは,日本道路元標を撮影。といいながら,これは日本橋北詰の広場にある複製です。
 本物は道路のど真ん中にあるので,撮影は危険。
 車の流れが止まったときに,タタタッと急いでいけば撮れるかも。
 でも,つい1週間ほど前に,早足でオジイサンを追い越そうとしてころび,手をつけばよいのに顔から地面につっこんでしまい,歯の並びが変わってしまったという悲しい過去をもっているので,決して無理はしないと決めています。。もちろんあきらめました。
里程標
 日本道路元標(の複製)の隣には,日本橋から全国の主要都市までの距離の標識があります。
 見慣れない単位である「 粁」は,キロメートルのことです。
 「米」がメートルで,それが千あるので「粁」。実にわかりやすい単位です。
 京都までは503kmですか。もうだいぶ走ったと思ったら,まだ全体の60分の1程度。先は長〜い!

第0次 日本橋

広重現在
日本橋 日本橋
 現在の「日本橋」と書いてある橋が日本橋ではなく(これは高速道路),その下の人が歩いている橋が日本橋。
 ちなみに,「日本橋」という文字は徳川慶喜の書。上手ですね。
 せっかくの,天下の「日本橋」の上に,なぜじゃまな高速道路が走っているのか。
 これは,オリンピック間近で,面倒だからオカミのモノである川の上に高速道路を作ってしまおうという,場当たり的で愚かな政策の結果なのでした。
 でも,イケイケドンドンの流れのときに,いちいち景観など考えていられるかい,という考え方もごく真っ当ですよね。(どっちの味方じゃい)

キリン
 さて,しばらくチャリンコを回すと,じきに京橋。
 ここでは,どういうわけかキリンの像を見かけました。
 すごく有名な人の制作らしいです。
 今後も,このような動物の像があったら,撮っていこうと思います。
キリン
 ここでちょっと寄り道,今回の旅のテーマである,安藤広重さんの住居跡を訪れました。
 あと五十三次と,京都の三条大橋,合わせて54個,ちゃんとゲットできるかどうか,広重さん,どうかよろしくお願いしますね。
三愛ビル
 さて,それではさっそうと銀座通りをチャリで走行,といきたいところですが,本日は土曜日なので銀座通りは歩行者道路になっていて,自転車は走行できません。そこで銀座通りの1本南の道路をしかたなく走行。でも,どうしても銀座通りで撮っておきたい建物があります。それが,

三愛ビル!

 ふつう,銀座通りといえば,服部時計店や三越などが有名ですが,私にとっちゃあ何といっても,三愛ビル!小学生のころは,金曜日が待ち遠しかったのです。1週おきに,プロレスとディズニーが放映されていたのですが,プロレスのときに,この三愛ビルが大写しになっていました。年齢がバレますね。
西郷隆盛・勝海舟会談の地
 16時30分ごろには,三田にある「西郷隆盛・勝海舟会談の地」へ。さっさと写真を撮って先を急ごうと思ったのですが,アベック(今風の言葉で言えば,カップル。年齢がバレますね)が邪魔で…。「写真を撮るから,ちょっとどけてね。」とのヒトコトが言えず…。
品川のビル
 三田を過ぎたら,いよいよ東海道五十三次の第一,品川宿です。
 品川は埋め立てられて,ウォーターフロントになり,ビルがニョキニョキ建っています。
 昼に海から吹いてくるはずの海風は高層ビルによりさえぎられ,東京のヒートアイランド現象に大きく貢献してくれています。(皮肉)

第一次 品川

広重現在
品川 品川
 アングルは違うが,場所はピッタンコ同じではないでしょうか。そう思いたい。

 ここから先を急ぎ,1時間ほどで多摩川へ。
 広重さんの川崎宿の絵は,この多摩川です。

第二次 川崎

広重現在
川崎 川崎
神奈川県
 日没まであと30分ほどになってきたので,ちょっとモヤ状態。
 多摩川を渡ると,いよいよ神奈川県です。
 今回の旅行では,東京都→神奈川県→静岡県→愛知県→三重県→滋賀県→京都府,と,7つの都府県を進む予定。
 やっと,2つ目の都府県に突入です。
 先は長い。
 神奈川宿に着いたころには,日がとっぷりと暮れていました。

第三次 神奈川

広重現在
神奈川 神奈川
 保土ヶ谷宿に行く途中,南軽井沢や浅間神社などの地点を通過。
 なぜ横浜に軽井沢が?と余計なことを考えていたら,しっかり道に迷ってしまいました。
 浅間台やら宮ヶ谷やら,えらいキツい坂をぐるぐる回ったあげく,またもとの浅間神社へ。
 30分ほど時間をロスしました。
 そんなこんなで,暗くなったこともあるし,本日は保土ヶ谷駅でおしまい。
 どこかビジネスホテルにでも泊まろうと思いましたが,明日の朝は大荒れの天気だそうで,朝早くからの出発は無理と考え,大田区の自宅へ戻りました。

第2日 保土ヶ谷から沼津まで