みなさんは,「平方数」ということばを知っていますか?
平方数とは,たとえば「3の平方数は,3×3=9」というように,同じ数×同じ数,となっている数のことです。
4の平方数なら,4×4=16 です。
5の平方数なら,5×5=25 です。
ではさっそく,かんたんな問題を出します。
問題 8の平方数はいくらでしょう。
8の平方数は,8×8=64 です。
では,次の問題はできますか?
問題 36は,何の平方数ですか。
答えは,6です。
36=6×6 となるからです。
このとき,「6は36の平方根である」といいます。
では,次の問題はどうでしょう。
問題 144の平方根を求めなさい。
答えは,12です。
144=12×12 となるからです。
では,次の問題です。
問題 841の平方根を求めなさい。
答えは,29です。
841=29×29 となるからです。
だんだん求めるのがむずかしくなってきましたね。
でも,電卓があれば,簡単に求めることができます。
まず,841と打ちこみ,√というボタンを押します。
すると,29という答えが表示されます。
√というボタンは,平方根を計算するボタンだったのですね。
ところが,電卓にも欠点があります。
それは,電卓では,あまり多いケタ数は計算できない,ということです。
ふつうの電卓は,8ケタまでしか計算できません。
しかし,これから説明する筆算の方法を使えば,何ケタでも計算することができます。
ぜひマスターしましょう!!
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