↓平方根の筆算のしかたを，解説しています。

例題として， ７６４０５０８１という数の平方根を求めてみます。 　まず，右はしから２ケタずつ，区切り線を入れます。 　一番左側は，７６です。 　この７６にもっとも近い平方数を求めてみましょう。 　ただし，７６を超えてはいけません。 　８×８＝６４　が，もっとも近い平方数ですね。 　左図のように書いておきます。 　この書き方は，ふつうのわり算の筆算に，とてもよく似ていますね。 　ふつうのわり算だったら，７６と６４をどうしますか？ 　そう，引き算をしますね。 　平方根の筆算も同じです。 　そして，ふつうのわり算だったら，４をおろしてくるのですが，平方根の筆算の場合は，２ケタずつに区切っているので， 　２ケタをいっぺんにおろしてきます。 　そして，どういうわけか， 　８に８を足します。つまり，同じ数を足すのです。 　「だったら，８の２倍じゃん！」というツッコミがありそうですが，それじゃあいけないことは，あとあとわかってきますので，とりあえず言われた通りにやりましょう！！ 　左図のように，ワクを２つ書いて(ワクには同じ数が入ります)， 　□ × １６□ 　が，１２４０にもっとも近くなるようにします。 　ただし，１２４０をこえてはいけません。 １×１６１＝１６１， ２×１６２＝３２４， 　というように考えていくと，□に７をあてはめるとよいことがわかります。 ７×１６７＝１１６９ 　となります。さあ，次は何をするか，もうわかっていますね！ 　そう，引き算です。 　次に，２ケタをいっぺんにおろしてきます。 　そして，１６７に７を足します。 　そう，１６７に１６７を足すのではなくて， 　１６７の一の位である，７だけを足すのです。 　「あとあとわかってくる」というのは，このことだったのです。 　もう，あとはくり返しです。 　ワクを２つ書いて， 　□ × １７４□ 　が，７１５０にもっとも近くなるように，しかし超えないようにすると， 　□に４をあてはめるとよいことがわかります。 ４×１７４４＝６９７６ 　となり， 　ひき算をして， 　２ケタをいっぺんにおろし， 　１７４４の一の位である，４を加えるのでしたね！ 　ワクを２つ書いて， 　□ × １７４８□ 　が，１７４８１にもっとも近くなるように，……ムム？ 　□に１をあてはめて， １×１７４８１が，ぴったり， １７４８１になりましたね。 　もちろん，ひき算をすると，０になります。 　答えは， 　８７４１ 　となります。