飯高茂先生の「数の不思議世界」第6章に,回文数についての未解決問題が載っています。
ある数と,その数を逆から書いた数を足すということを繰り返すと,いつかは回文数,つまり,左右対称の数になるかどうかという問題です。
たとえば,1019という数の場合は,
1019 → (1019+9101=) 10120 → (10120+02101=) 12221
と,回文数になります。
だが,196の場合だと,
196 → 887 → 1675 → 7436 → 13783 → …
と,いつまでたっても回文数にならないのではないかと予想されています。
まだ,だれも予想を証明した人はいないそうです。
ただ,10進数ではなく,2進数・4進数・8進数の場合は,「いつまでたっても回文数にならない数が存在する」ことが,証明されているそうです。
下のボックスの中に数を入力して計算ボタンをクリックすると,回文数になるまで計算を続けます。
ただし,パソコンがパンクしないように,最高で回までしか繰り返さないようにしています。
あまりにも回数が多いと,パソコンから文句を言われることもあります。
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