衆議院小選挙区の議席数をアダムズ方式で計算する
アダムズ方式とは,アメリカの第6代大統領のアダムズ大統領が考えたとされる議席配分方法です。
日本の衆議院の選挙制度は,今後この「アダムズ方式」を採用することになりそうです。
アダムズ方式によって,「一票の格差」問題を是正(ぜせい。悪い点を改めてより良く)することができます。
本ページは,アダムズ方式によって,衆議院小選挙区の議席数を都道府県別に配分する方法について解説しています。
アダムズ方式とは を読んで,アダムズ方式の計算方法を理解してから,本ページの解説を読んでください。
また,アダムズ方式をもっと理解するために,練習問題も用意しました。やってみて下さい。
現在の衆議院議員小選挙区の定数は 289 です。
都道府県別の議席数は,以下のようになっています。
衆議院議員小選挙区の定数は 289 なので,アダムズ方式によって議席数の合計が 289 になるように計算してみます。
『除数』を 478.5 千人にすれば,次のようにうまくいきます。
※人口は総務省統計局の資料による。単位は千人。