2直角四角形の面積を求める極意

「2直角四角形」の面積を求める問題は,入試でもよく出題されます。
面積を求めるときには,補助線を1本だけ引いて,三角形2つに分けて求めます。
補助線の引き方は,ごく簡単なルールなので,だれでも必ず得意になります。
では,右の図の影の部分の面積を求める問題を例にして,補助線の引き方を説明しましょう。

2つある印の,どちらを使ってもOKです。
右の図の場合は,★をつけた直角の印のほうを使ってみます。

その2本の線が,どこまで引かれているかを見ます。
右の図の場合は,赤い矢印の線のように引かれています。

右の図の場合は,●をつけています。

これで,補助線を引くことができました。

アの面積は,補助線よりも上の部分に書かれている長さである,「4 cm」と「8 cm」を使って,底辺×高さ÷2=4×8÷2=16(cm2)です。
イの面積は,補助線よりも下の部分に書かれている長さである,「6 cm」と「5 cm」を使って,底辺×高さ÷2=6×5÷2=15(cm2)です。
よって,影をつけた部分の面積は,16+15=31(cm2)になります。