mimetexの場合は,ドット単位になる。
例えば 5 というのは,5ドットのこと。
\unitlength{2}とすれば,2倍に広がる。
5 というのは,10ドットのことになる。
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mimetexで作図する場合は,picture命令を使う。
\picture(x,y){作図内容}
という命令になる。
例えば, \picture(300, 200)としたら,
横300ドット,縦200ドットの領域を確保する。
この領域の左下隅が座標の原点になる。
※もし,もっと前に\unitlength{3}という命令があったら,
3倍の横900ドット,縦600ドットの領域を確保する。
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命令 | 結果 |
\picture(300, 200){ } | (↑横300,縦200ドットの空白画像ができている) |
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作図するときには,まず「どこから作図するのか」を指示しなければならない。
その命令が,\put(x, y)である。
\put(x, y){作図内容}
は,(x, y)の座標から作図し始める。
作図内容が単なる文字だったら,その文字を表示する。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(0, 0){abc}} | |
\picture(100, 100){\put(0, 100){abc}} | |
\put(50, 50)を\put(c50, 50)とすると,(50, 50)が中心にくるように作図する。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(c50, 50){abc}} | |
\put(50, 50; 10; 3)とすると,(50, 50)から10ドットごとに3回描画せよという命令になる。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(50, 50; 10; 3){a}} | |
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直線の形は,「傾き」と「左右の幅」で決める。
傾きがで,左右の幅が d なら,
\line(m, n){d}
とする。
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命令 | 結果 |
\picture(40, 40){\put(5, 0){\line(2,1){18}}} | |
\picture(40, 40){\put(5, 0){\line(1,2){18}}} | |
\picture(40, 40){\put(5, 0){\line(1,2){36}}} | |
横線は,傾きが0だから,\line(長さ, 0){長さ}とすればよい。
横線は,傾きがだから,\line(0, 長さ){長さ}とすればよい。
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命令 | 結果 |
\picture(40, 40){\put(5, 5){\line(30,0){30}}} | |
\picture(40, 40){\put(5, 5){\line(0,30){30}}} | |
※ mimetexでは,Latexと違って\vectorは使用できない。
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円は,中心の座標を\put(x, y)で決めて,直径を\circle(直径)で決める。
\put(x座標, y座標){\circle(直径)}
横100, 縦100ドットの領域の中心に,直径80ドットの円を描くと,次のようになる。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(50, 50){\circle(80)}} | |
楕円は,\circle(横直径, 縦直径)とする。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(50, 50){\circle(100, 60)}} | |
円弧は,\circle(直径; 始角度, 終角度)とする。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(50, 50){\circle(80; 45, 180)}} | |
楕円の弧も,\circle(横直径, 縦直径; 始角度, 終角度)とする。
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命令 | 結果 |
\picture(100, 100){\put(50, 50){\circle(100, 60; -45, 135)}} | |
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おすすめ本 |
TeXを学習するときは,まずこの本から始めるととっつきやすい。
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