たとえば，次のプログラムを実行すると，どんな結果になるでしょう。

　下のプログラム記入欄(5-1-1)に，

confirm( "小学生でも簡単にできる！" ); confirm( "プログラミング入門講座" );

　と入力してあります。
　その下には，「実行」のボタンがありますから，クリックしてください。

プログラム記入欄(5-1-1)
confirm( "小学生でも簡単にできる！" ); confirm( "プログラミング入門講座" ); 実行

　プログラムは，２つの文でできていました。
　１番目の文は，

confirm( "小学生でも簡単にできる！" );

　です。２番目の文は，

confirm( "プログラミング入門講座" );

　です。

　プログラムは，並んでいる文を，上から順番に実行していくのでしたね。
　ですから，まず１番目の文を実行し，次に，２番目の文を実行したのです。

　このように，プログラムの基本は，とても簡単なのです。

　下のプログラム記入欄(P1)に，

H1.document.write( "小学生でも簡単にできる！" ); H1.document.write( "<br>" ); H1.document.write( "プログラミング入門講座" );

　と入力してあります。
　その下には，「実行」のボタンがありますから，クリックしてください。

プログラム記入欄(P1)
H1.document.write("小学生でも簡単にできる！" ); H1.document.write("<br>" ); H1.document.write("プログラミング入門講座" ); 実行
表示エリア(H1)
クリア

　どうですか？表示エリア(H1)に，文が表示されましたね。
　このプログラムについて，説明しましょう。
　プログラムには，次の命令が書いてありました。

H1.document.write( );

　この命令の意味は，次のようになります。

表示エリアH1に，文字を書きなさい。

　ですから，

H1.document.write( "小学生でも簡単にできる！");

　は，

表示エリアH1に，小学生でも簡単にできる！の文字を書きなさい。

　という命令になったわけです。

　次の，

H1.document.write( "<br>");

　は，特別な命令です。インターネットの世界では，

< と > で囲まれたことば

　は，特別の意味を持つのです。
　< と >で囲まれたことばのことを，タグといいます。 　<br>は，

<br>ということばがあったら，改行する。

　という意味の，タグだったわけです。
　よって，

H1.document.write( "<br>");

　では，改行がおこなわれたわけです。
　そのあと，

H1.document.write( "プログラミング入門講座");

　は，

表示エリアH1に，プログラミング入門講座の文字を書きなさい。

　という命令です。

　では，次のようにするとどうなるか，実行ボタンをクリックする前に，よく考えてみてください。

プログラム記入欄(P2)
H2.document.write( "プログラミング"+"入門講座" ); 実行
表示エリア(H2)
クリア

　この場合は，

表示エリアH2に，プログラミングと入門講座の文字をくっつけたものを書きなさい。

　という命令になりますから，

表示エリアH2に，プログラミング入門講座を書きなさい。

　となります。実行ボタンをクリックして，確認してください。