まず,次の計算を暗算でやってください。
答えは,7になります。
たし算よりも,かけ算を先に計算する,というきまりがありますから,まず2×3の計算をして6,次に1+6を計算して7になるのですね。
このように,
かけ算・わり算は,たし算・ひき算よりも先に計算する |
というきまりがあります。
ジャバスクリプトも,同じきまりで計算します。
下のプログラム記入欄(2-3-1)に,
と入力してあります。 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。
たしかに, 7 が表示されましたね。
ほかにも,計算のきまりはありましたね。
それは,
というきまりと,
というきまりでした。
よく小学生がまちがう(大人でもまちがいやすい!)計算があります。
という計算です。2+3を先に計算してしまって,答えを5にしやすいのです。
でも,本当は,10−2をまず計算して8,次に8+3を計算して11が答えですね。
この計算を,ジャバスクリプトにもやらせてみましょう。
下のプログラム記入欄(2-3-2)に,
と入力してあります。 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。
ジャバスクリプトは,計算ミスをせずに,きちんと 11 と表示しましたね。
次に,( )を先に計算するきまりを,ジャバスクリプトにやらせてみましょう。
まず,暗算で答えを出してみてください。
10−(5+7)÷3=10−12÷3=10−4=6
となりますね。ジャバスクリプトにもやらせてみましょう。
下のプログラム記入欄(2-3-3)に,
と入力してあります。 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。
6 と表示されましたね。
※いま,プログラム記入欄の書き方を,ほんの少し変えました。
ではなくて,
としたのです。違いがわかりますか?
空白(スペース)を入れて書いたのです。
空白(スペース)は,何のはたらきもしません。
ですから,空白(スペース)は,あってもなくても,ジャバスクリプトにとっては,同じことなのです。
でも,人間が見るときは,スペースがあった方が,ずっと見やすくなるのです。
空白(スペース)をなるべく入れるようにして,プログラムを見やすくするようにしましょう。
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ところで,( )をふくむ計算には,もっと複雑なものもあります。
中かっこ{ }をふくむ,次のような計算です。
ジャバスクリプトでの計算では,中かっこを使いません。中かっこも,ふつうの()で書いていいのです。
ですから,
confirm( {(6+12)/3+7}*2 ); |
ではなく,
confirm( ((6+12)/3+7)*2 ); |
でよいのです。 ジャバスクリプトはかしこいので, 「はは〜ん,この( )は,中かっこの意味だな〜」 などと考えて,計算をしてくれるのです。
下のプログラム記入欄(2-3-4)に,
confirm( ((6+12)/3+7)*2 ); |
と入力してあります。 その下には,「実行」のボタンがありますから,クリックしてください。
どうですか。26と表示されましたか?
さらに,中かっこ{ }だけでなく,大かっこ[ ]をふくむ計算でも,同じように( )だけで式を入力してやればよいのです。
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